OracleのBlockchainの取り組みと、Blockchain GIGのご紹介
このエントリは Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2019の Day 19 の記事となります。
今年は結構真面目記事が多い、Oracle Cloud Infrastructure Advent Calendar 2019 。私は自分が担当しているBlockchain関連の記事をアップします。
製品の紹介だけでなく、自分が主催者をやっている、技術者向けのミートアップのご紹介もさせてください。
Oracleってブロックチェーンて何やってるんだっけ?
- めちゃくちゃブロックチェーンには力いれています!まずはこちらをご覧ください。
どんな製品やサービスがあるの?
- Oracle はエンタープライズでのBlockchain活用に最適な、Oracle Blockchain Platfromを提供しており、以下2つの製品・サービスがあります。
- Oracle Blockchain Platform Cloud:マネージドブロックチェーンクラウドサービス、いわゆるBaaS
- Oracle Blockchain Platform Enterprise Edition:Oracle Blockchain Platform Cloudのオンプレミス版
どんな特長があるの?
- Hyperledger Fabricをベースにエンタープライズ利用向けPaaSとして提供
- 数ステップで構築完了、GUIコンソールで管理・運用も容易
- エンタープライズグレードの耐障害制、堅牢性
- マルチクラウド、ハイブリットクラウド、オープンなネットワーク構成が可能
- さらにOracle独自の付加価値:
-多機能なREST API:スマートコントラクトの利用を容易に
-台帳のデータをRDBに複製:大量照会、分析、データ統合
-State DBとしてBerkeley DBを利用:パフォーマンスとクエリ利便性向上、Hyperledger FabricのPhantom Read問題に係る制約も解消 - 詳細は下記Slideshareを参照ください
Blockchian GIGて何よ?
- BlockchainGIGとは、エンタープライズでのブロックチェーン活用をさらに推進すべく、エンタープライズ領域でのブロックチェーン活用の、実際の事例での苦労話や技術ノウハウなどを共有できる、エンジニアのためのコミュニティです。
- 企業の枠組みを超えた、様々なオープンな技術共有が目的です。
- 2019/2-12時点で6回を実施しており、下記の方々に登壇いただきました。(敬称略)
- 毎回80名近い方々にご参加いただき、大好評いただいております。
#1 (2/4) : 株式会社セゾン情報システムズ, 株式会社INDETAIL
#2 (4/4) : アクセンチュア株式会社, 某コンサル会社, トライデントアーツ株式会社
#3 (7/4) : G.U. Labs, TIS株式会社
#4 (9/4) : 日本IBM株式会社, 株式会社NTTデータ
#5 (10/10) : 富士通株式会社, 株式会社 LayerX
#6 (12/12) : 株式会社日立製作所, 丸紅株式会社 - 過去の詳細は「Blockchain GIG」で検索いただき、CONPASSのサイトをご確認ください。毎回の資料も公開されています。
- 技術者向けのMeetupである、「Oracle Code Night」のメンバーに登録いただくと、イベント設定時に通知がとぶようになっています。
- ぜひ次回、ご参加お待ちしております。また、登壇したい、という方も随時お待ちしております!
ブロックチェーンって最近どうなの?2020どうなるの?
- 2019年を振りかえってみると、エンタプライズでのブロックチェーン活用の検討が一気に進んだ年だったと思います。また、特に非金融の企業の方々の検討が急増した年でした。
- 特に最近感じているのは以下3点かと思います
1.的を大きく外したユースケース検討は少なくなった
-さすがに、ブロックチェーン=ビットコイン、の時代は終わりました
-適用領域の、共通認識が醸成されつつあると感じています
2.Think Big, Start Small
-大きく絵を描きつつ、現実的な範囲で迅速に始めていらっしゃるケースを多く見受けます
3.技術指向(新奇性・PR)から、実用指向(着実・地道)に
-従来の「とりあえずプレス出しとけ」から、「外部発表はしないけど実はPoCを終えています」というお客様が増えています。
-運用、サポート、拡張性といった、将来性を見越した技術選択最初から行う企業様も増えました
-また、その目的も現行業務改善はもちろんですが、社会的意義、SDGs、監査、法律対応など新たなモチベーションも増えてきました - 年末ということもあり、上述したBlockchain GIG#6のイベントや外部イベントで、最近の動向、2020年の動向について、弊社メンバーが登壇した資料を共有します。ぜひ参考ください。