TechCrunch Tokyo 2018 に参加してきました
TechCrunch Tokyo2018に参加してきました。
参加してきた、というか、スポンサー出展でして、ほとんどブース対応していたのですが、初めてのTechCrunch Tokyo参加だったので、どんな感じだったか書いてみます。
Tech Crunch Tokyoとは
最新技術やスタートアップ向けの情報を提供する、Tech Crunchが1年に1回実施するイベントで、多くのスタートアップ企業や、投資家、企業の方々が集まるイベントです。
特に、創業3年未満のスタートアップ企業が覇権を争う「スタートアップバトル」、シリコンバレーの今を学べるキーノートなどが、めちゃくちゃおもしろいです。
今年は、TOYOTA AI CenturesのJim Adler氏や、Arm TreasureDataの芳川 裕誠氏、
メルカリの小泉 文明氏など、普段なかなか話の聞けない方のキーノートが印象的でした。
どんな感じだったか
自分は残念ながらほとんどブース対応だったので、基調講演は、サテライト会場のスクリーンで見ていたのですが、キーノート会場はほぼ満席。入場料が数万円するだけあて、みなさんメモを片手に必死に、最新情報キャッチアップ、学んでいました。
キーノートのあとには、サテライト会場で、QAセッションがあり、いつもなかなか聞けない講演者に直接質問できるということで、非常に貴重な場が設けられていました。そこでしか聞けないぶっちゃけの話や、するどい質問もあり、残念ながら片耳でしたが、講演者のリアルな反応も見れて、非常におもしろかったです。
特におもしろかったもの:スタートアップバトル
その中でも特におもしろかったものは、スタートアップバトル。
スタートアップの企業が、2日間かけてピッチバトルをし、最優秀企業には100万円がおくられるというもの。ほんといろんなスタートアップがピッチをされていて、「それはすげー」ってものもあれば、「いやそのビジネスプランやばくね」と思うものもあり、いろいろなスタートアップの形があって、その多様性がまさに今の時代の面白さなんだろなと痛感しました。
やっぱり特にすごかった、ムスカ
ブース対応していると、他のブースは何を出しているのだろうと気になります。スタートアップバトルの各企業もブースを出していて、各企業がどんなものを出しているのか、巡って会話してきました。
その中でも、めちゃめちゃ面白かったのは、ムスカ
musca.info詳細は上記サイトを見ていただきたいのですが、45年、1100世代かけて品種改良されたイエバエを使った、有機物循環システム。廃棄物とイエバエの卵から、有機肥料と魚がよく育つイエバエの試料を作り出すという、究極のエコシステム。しかも、廃棄物処理受託と、肥料と試料の販売という両方でお金を生み出すビジネスモデル。
いやはや、めちゃ感動しました。世の中にこんな、誰にとってもいいビジネスモデルがあるんだと。
そして、、
やっぱり、スタートアップバトルの優勝もムスカでした。
ずば抜けてすごかったもんな。
そんなムスカは最新Wiredにも掲載されているようです。
日経にも掲載されてましたね。
r.nikkei.com感想:俺もなにか始めたくなった
起業というと、どうしてもお金儲け、がメインになりそうですが、どのスタートアップも「社会的意義」を全面に押していることが非常に印象的でした。
自分が今の社会にどんな危機感を感じていて、そのためにどうしたくて、するとどういう市場規模なのか、という流れが、このピッチでの大きな流れみたいで、どの企業もそのストーリーでのピッチでした。
優勝するあるいは投資家視点だとそのような「熱意」「アプローチ」「規模(儲かるのか)」という視点が重要なんだろな、特に社会的意義の熱意が一番重要なんだろな、と見ていて思いました。
副業でお金もうけしようとしているおっさんの自分でも、若い人たちの熱意のプレゼンに、「お金儲けだけでなく社会的意義のあるものをしなくては」「もっと社会に貢献しなくては」「今すぐ動かなければ」と思わせるイベントでした。
そういう意味で、とても刺激的なイベントで、参加できて幸せでした。