読書「デザイン思考の先を行くもの」を読んだ
図書館にいったら、前々から読みたかった「デザイン思考の先を行くもの」があったので、借りて読んでみました。
最近デザイン思考を使うアクティビティも増えてきたのですが、どうもちょっと違うアプローチがありそうだなと思っていたので、ずっと気になっていた本でした。
デザイン思考を知っている方ならスラスラと、この本の伝えたいことがわかるかと思います。
特に心に残ったこと
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デザインとは、新しい視点を提供すること、問題解決力
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デザインシンキングとは、PDAC、改善のためのツール、1→10のツール
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カスタマーを客観的に観察するところからスタート、他者起点がゆえに、誰もが同じところにたどり着く可能性もある
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では革新的なアイデアはどこから生まれるのか?極めて個人的な主観や見立てに基づくものから。ロジックやマーケティングからは決してうまれてこない
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「個人の見立てる力」と「未来からの逆算力」が重要
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自分が個人的にどんな未来にしたいのか、その未来からの逆算で、現在何が必要になるのか、それがデザインすべき答えであること。極めて「自己中心デザイン」
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未来=どうなるか、ではなくて、どうしたいか
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革新したいこと、と、その要素とは関係ない異分野の専門知識、をかけ合わせることでジャンブができる
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一人でやるには?自分がパッションを持つものを軸にし、異分野のものをかけあせる
気づき
- デザイン思考のよいところは、人間アプローチで、人間が欲しているものを提供することができる。ただし、それではそれ以上の驚きや期待を超えるものを生み出すのは難しいと感じていた。
- そんな中で、極めて「自己中心的未来」から生み出すということは新鮮。ただし単なる自己中心では、既存延長に過ぎないので、異分野を掛け合わせう必要がある。その異分野にも深い知識を有する必要があるので、自分がパッションを持ったものが深い知識を持っているだろうから、それを活用したほうがよいというのは何か勇気をもたせてくれる示唆だと思う。
- この自己中心未来は、「直感と論理をつなぐ思考法」にも同じことが記載されていたので、次回はこの読書感想を書こうと思います。
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また、「デザインとは、人間の内になる課題を表面化する」というのは、このブログの4象限で述べられることに通じるものがあると思います。
今後
・異分野の掛け合わせの幅を広げ、深めていこう
自分のパッションのもつ軸をもっと深ぼる
自分のパッションのもつ領域をいくつも持つ=アンテナをたくさんはる
異分野に詳しい人脈をたくさんもつ