読書「ビジネスも人生もグロースさせる コミュニティマーケティング」を読んだ
台風だから、というわけではないのですが、会社の同僚から借りたので早く返さないとと思い、台風で外に出れない時間を使って読みました。
ご存知元AWSの小島さんの著名な本です。
自分自身、「Blockchain GIG」というブロックチェーンのコミュニティを運営しています。2ヶ月に一回ぐらいのペースで実施してきたコミュニティも先週5回目が終わり、また、毎回80名ぐらいの方々にご参加いただいています。常連さんも増えてきたし、同時に新規参加者も増えてきたし、さらには話したいといってくださる方も増えてきたし、ようやく軌道にのりはじめたなと感じる一方、これからも模索しないといけないタイミングになりつつあります。
oracle-code-tokyo-dev.connpass.com
また、それとは別に別途、いくつか新たな会社の施策を企画、実施することに関わっており、ここで「コミュニティ立ち上げのために学ぶ」のはもちろん、「自分がやってきたことや考えてきたことが正しいのかを再度確認したい」と思い、読んでみました。
でも結論的には、それ以上に、最終章の話のほうが印象に残ったということを書きます。
特に心に残ったこと
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コミュニティは、どんな人に集まって欲しいか「関心軸」が重要
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もっと知りたい、使いかたを聞いてみたい、正しいかフィードバックほしい
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困っていることをネタにすると集まりやすい
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優れたコミュニティは「わかっている人が、わかりたがっている人に話をする構図」
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私はこれができるから、ではなくて、みんなが知りたがっている軸で
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初期メンバーが極めて重要、後から変更が難しい
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勉強会、懇親会、情報発信の3点セット
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コミュニティで情報発信した人たちが、外から見えるようにする
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参加者には、自分ごと化して受け止めてもらうことな仕掛けを
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オフラインファースト、コンテキストファースト(最初からストライクゾーンをきちんと提示)、アウトプットファースト
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コミュニティマーケターに必要なもの:マーケターであること、人に好かれる人、会社に交渉できる力を持つ、製品愛があること
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拡大に必要なもの:自走化、株分け・分科会、地方展開
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代走、並走、コーチのポートフォリオ
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成長領域でパラレルにキャリア形成
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一歩踏み出して中に入る、中にいるからこそ見えてくることがある
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自分の関心軸、専門軸をはっきりさせる、みんなが寄りたくなる関心軸で
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積極的にアウトプットする、ときには当たり前のこともアウトプットする
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自分はどう見られているか、自分が他者にどう見つけられるか
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関心軸や専門軸を3つ以上もつ
気づき
- コミュニティの作り方、運営について学ぼうと思ったのですが、実は一番印象に残ったのはそこではなく、小島さんのパラレルキャリアの話でした。
- 自分が作りたいコミュニティとは、自分そのもの。
- 自分がどうなりたいか、どう見られたいか。そのために「みんなが寄りたくなる関心軸で自分の軸をはっきりと明示」し、「アウトプットする」、そして「自分がどう見られているか、外から見られるコミュニティ(自分)を確立する」
特に思ったこと
40歳も過ぎてくると、「自分はこれからどういう社会人人生をおくっていこう」「どういうポジション(自分らしさ)で稼いでいこう」といろいろ考えることも多くなってきました。というか、日々、考えざるを得ない状況に直面することが増えてきているのも事実です。
そのときに重要なのは、「自分の何を関心軸におくのか」「それは他の人が興味があることなのか」「それを自分のアイデンティティとして他人が認知してくれているのか」なんだなと。自分の思いだけじゃだめだし、他人が望んでいるから、でもだめだし、自分ができていると勝手に思い込んでるだけじゃだめだし。
その3つの調整をしながら成長してくためにも、アウトプットしながら、その反応見ながら調整していかないとだめですね。
コミュニティマーケティングの本だったのに、まさに自分の生き方を学べる本でした。
今後
先日ようやくTwitterのフォロワーが1000名超えました。1000名超えたら、自分ブランディングをもっと磨いていこうとずっと企んでいました。もっとシャープに自分軸を明確に、アウトプットしていこう。そしてもっと自分らしい、自分のコミュニティを作っていこう。その自分コミュニティを、もっと増やしていきたいな。