Uberの自動運転自転車から考えてみる自動化
Uberは事故おこして自動運転からは撤退していましたが、電気自転車を充電のために自走させたり、ユーザーが必要な場所まで自動運転させる技術を開発しているという記事がでました。
実は結構改良されてた
このUberの電気自転車のJumpは、昨年サンフランシスコにいったときに使ってみたのですが、そのとき「充電どうするんだろな」という疑問はあったのですが、「まあ誰か回収してるんだろ」ぐらいにしか思っていませんでした。
あの直後に、Jumpは大きな車体変更をいれていたようです。
- 4G入れて、画面をフロントに設置(こんな画面なかった)
- スマホ置いてナビゲーション機能(確かにスマホ置けなくてナビに困った)
- QRやRFIDでのロック解除(確かに自分のときは、数字を入力した!)
- 着脱可能なバッテリ(自分のときは気づかなかった)
- 自動診断機能の送信(へー、おもしろい)
バッテリーを着脱可能にする、ってのは、ママチャリ電気自転車ユーザーとしては当たり前すぎて意識してなかったのですが、今までできてなかったんですね。盗難とかが問題だったんでしょうか。
着脱当たり前だという固定観念から、「バッテリー交換も誰か回って一個一個交換してるんだろうな」ぐらいしにか思ってませんでした。(反省。。)
それが今回、「充電基地まで自動運転でいく」という発表。それはものすごい進歩ですね。あんな軽くて不安定なものを、車や人が行き交う街中で走らせるんだから。
早くも本当にできるのか?という声。。
まあ当然ながら、本当にやるのかよ?危ないだろ、といった声は出ているようで。。
どんな形になるんですかね。
素人ながら想像としては、一台一台自律するというよりは、先頭に回収車が走って、それについていくような感じで列をなす形になるんじゃないかなと。
まあでも夢は広がるし、まだまだ可能性は広がりますね
現実的な考えをしちゃうと、、
Uberみたいなテクノロジーカンパニーが、バックフォーキャスティング思考で、自動運転開発していくのはすごく夢があっていい。
大好きです。
でも現実的に普通の企業がこれを解決しようとすると、
- そもそも交換しなくてもいいようにする
- 誰か(なにか)が自転車にいってバッテリー交換する
- 誰か(なにか)が自転車にいかずに(自分からきて)バッテリー交換する
なんじゃないかと思います。
1だって結構策あります。電気使わない人は料金安くするとか。太陽光使うとか。
2も結構あります。誰か(なにか)は何かを考えてみると
があるのかなと思います。1は現状だし、3はまたちょっとJumpするし、、と考えると、2ですかね。
”Uberの従業員以外”
それは誰か、それをやってもらうインセンティブは何か?
カーシェアの給油システム
そこで思い出したのは、愛用している、カーシェアです。私はカレコを愛用しているのですが、カレコの場合は、「給油すると無料クーポンがもらえて、翌月割引」されます。
これはこれで結構いいシステムです。
急いでるときはしませんが、「6時間パックで借りたけど、まだちょっと時間ある」時なんか、わざと給油してクーポンもらいます。
タイムズはGSで掃除しても割引クーポンもらえます
plus.timescar.jp自律的に回る仕組み、をうまく作っているなあと思います。
合理化のない自動化は非合理化を生み出す
ここまできて思うのです。
わかるんですよ、わかる。AIでやりたいって。チャレンジする過程でいろいろ学べるのもわかる。
でもいつも思うんです。
合理化のない自動化は非合理化を生み出すんじゃないかと。
確かにJumpするのも大事。でも現実的なところも見るのも大事。
じゃあどっちを選んで進めるのか、てのが企業文化ですかね。
Uberはそのサービス名とおり、Jumpを選んだということで。
今後、楽しみです。