IoTシステム技術検定 中級(2018/7)に合格したときの話
IoTシステム技術検定 中級(2018/7)に合格したときの話です。2019じゃないです。つまり一年前。今頃そんなこと書くなって話だが、、
なんで今頃急に思い立ったのか
- 昨日、JDLA G検定 2018 #1の合格記を書いたのですが、そうだ、IoTシステム技術検定のことも書こうと思ってたんだ、ってことを思い出したので。
- 最近IoTの案件で、この時作ったメモをよく見直しているので
IoTシステム技術検定 中級とは
ぶっちゃけ知名度のあまりない試験ですが、MCPCが認定する試験です。
IoTの技術を問われる試験であり、上級、中級、初級があり、下記のレベルです。
- 上級:IoTプロフェッショナル
高度なIoTシステム、業界固有または業界をまたがるサービスを構築する実践的な専門技術を認定 - 中級:IoTエキスパート
IoTシステム構築に取り組むための基本技術を認定 - 基礎:IoTアドバイザ
IoTに関する基礎知識を保持していることを認定
中級は年に2回に実施。以下の内容が対象です。
- IoTシステム構成と構築技術
- センサ/アクチュエータ技術と通信方式
- IoTデータ活用技術
- IoT情報セキュリティ対策技術
- IoTシステムのプロトタイピング技術
詳細は下記。
www.mcpc-jp.org私が受験したのは、2018/7/7でして、JDLA G検定6/16から一ヶ月後ぐらいでした。あまり時間なくて大丈夫かなと思ったのですが、初級だったら簡単に受かりそうでどうせまた中級受けるだろうし、いっその事追い込んだほうがいいな、と思って中級にしました。
また似たような資格で、IoT検定というものがありますが、ビジネスより技術を深く抑えたかったので、こちらの検定にしました。
なぜ受験したか
もう1年前の話ですが、、下記が受けようと思った理由でした
- IoT,AI,ブロックチェーン担当としては、JDLA G検定のままの勢いで、IoTも資格とっておきたい
- 関係する6月の会社のイベントでIoTセッションで話すことになっていたのではくをつけたい
- 業務ニーズ、ディープに技術者と話すことが増えてきたのでプロトコルあわせたい
- 特に通信規格、エッジ側をきっちり抑えておきたかった
- 会社の福利厚生ポイントが余っていたから
受験勉強内容
事前)ベース知識
業務で関わることもあり、IoTの基本は理解しています。またビッグデータ分析関連も大体理解しています。
試験対策)参考図書
この試験、本当に情報が少ないです。Qiitaなどにブログあるけれど、基本公式サイトのコピペなので、どんな問題が出るのかもわからないし、難易度も不明。そもそもそんなに受ける人もいるのか、、といった試験です。
とはいえ、唯一の参考書はこちら。
最近2版が出たんですね。ちゃんとアップデートされているようで興味があります。
IoT技術テキスト 第2版 ― MCPC「IoTシステム技術検定 中級」対応 ―
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わかりずらいっちゃわかりずらいのですが、それでも技術に特化しているし、IoTに関する技術を網羅的にまとめてあります。ので今でもバイブルのように使っています。
勉強方法としては、最初通読しマーカーを引いた後、JDLA G検定のときに「Evernoteにまとめる」ことの利便性を痛感していたので、2回目でEvernoteに重要な単語をメモっておき、あとはEvernote記載の単語がきちんと説明できるのか、できなければテキストを見る、といった勉強スタイルをとりました。
ここらへんは、JDLA G検定と同じ勉強スタイルです。
特に注力したところ
上述したバックグラウンドなので、「IoT活用技術(つまりビッグデータ分析)」はほぼ勉強しなくてもOKでした。逆に、「IoT通信方式」「IoTセキュリティ」「法律」あたりがとっても苦手だったので、そこらへんを重点的に確認しました。
勉強時間
おそらく、JDLA G検定とほぼ同じ、3週間ぐらい、だいたい毎日ちょっとずつ(0-1時間)の時間でした。
試験受験について
場所は東大でした。あまり受験者いなのかなあと思ったのですが、結構いました。40名クラスで、3−4教室ぐらい?若い人から中年まで、見た目技術者が多いといった感じです。メーカー企業とか、若手の人材教育といった感じでしょうか。企業団体で受験している人も多く、ちらっと名簿見えたのですが、通信企業やメーカーが多かったです。
試験自体は下記のとおり
- マークシート形式
- 問題は幅広く、シラバス通り
- 結構難しかった。「全て選択」とか「複数個選択」といった問題が多い。手応えが難しいです
- 公式サイトにサンプル問題がのっているのですが、まさにそれに親しい問題だなと思いました
- 時間はまあまあ余るぐらいだったと思います。周りの人もそんな感じでした。
結果
冒頭記載通り、合格でした。システムログインして「合格」それだけです。
合格しての感想
主に思っているのは以下です
- やはり資格をとると一定の知識が、ばらつきなく付きますので、知識を揃えるのには非常にいいです
- 忘れても、やったことは記憶しています。ので、ちゃんと話についていけます
- 名刺に記載、はいいや。。
- 上級は本当の技術者になってくるのでまあいいか。
- 何より作成されたEvernoteは宝ですね。どんどん書き込んで今ではメモ帳になっていますが、今でも重宝しています。
て、JDLA G検定と同じこといってる。。
今後
まあ今までどおり、IoT案件にも絡んでいきます
まとめ
この検定もIoTに関わる方は受ける価値があると私は思います。特に技術の方、あるいは通信に関わる方は、自分の知識をそろえておく、という意味で勉強してみるのはおすすめです。もし必要あれば、経験者として、微力ながらご支援したい、、ですが、通信はやっぱり苦手。。。
次回は、2019年7月だそうです。平成次の世代の最初の受験、いかがでしょうか?
その他蛇足
この受験で、初めて東大に入り、受験前は東大の安田講堂下の学食でご飯をたべました。
受験が終わって構内をぶらぶらと歩いていたのですが、やっぱり東大いいなと思いました。最高アカデミアだなと。構内に張ってあるポスター、1つ1つがすごく興味深くて、それを見て回るだけで楽しい。毎週末散歩に着たいぐらい。
同時に、息子にも見せてあげたいな、とか、こういう近くに住んで一個一個一緒に教えてあげたいなとか、こういう環境に早くから触れさせてあげたいなと思いました。
と思って、このときから、科学が好きな息子に、なるべく科学を触れさせてあげる体験を増やすようにいつも心がけるようになりました。