maato’s blog

興味のあることや、これはと思ったことをゆるく情報発信していきます。本ブログで述べられている意見は、私自身の意見であり、所属する団体、企業の見解を反映したものではありません。

なぜデータベースでなく、ブロックチェーンなのか

よく聞かれる

「なぜブロックチェーンなの?」

「なぜデータベースじゃないの?」

という質問に対して、なるほどーと思った回答を記載しているブログがあったので、ざっくり翻訳してみたいと思います。

 

本文はこちら

もともとは、Enterprise Ethereumが他のDLTより優れているぜって記事なんですが、Enterprise Ethereumすごいぜってより、Ethereumすごいぜ、って感じだったので、ここはちょっと割愛。

media.consensys.net

なぜデータベースじゃだめなのか?

なぜデータベースじゃだめなのか?

 

その質問に対して、考慮すべきなのは、”Who(誰なのか)”という観点である。

・誰がそのデータを保持管理するのか?できるのか?(Who actually owns the data?)

・誰がそのデータが絶対改ざんされていないと証明するのか?(Who enforces that the data hasn’t been tampered with?)

・誰がそのデータを変更したり削除できるのか、できてしまうのか?(Who in the business network has the authority to change or delete data?)

・誰がそのトランザクションが最新であることを、全てのメンバーに証明できるのか?(Who creates and runs the application layer that allows all parties to validate the latest transactions?)

 

この”誰ができるのか/できてしまうのか”といった課題に対して、改ざんできない同じデータを全ての参加者で保持するという、ブロックチェーンが解決する。

それにより、”それが実現することで、どのような新たなビジネスや売上拡大、コスト削減のメリットを得ることができるのか”という議論にシフトできる。

 

今あらためて見直してみると、上述したこの”誰が”という観点は、いつもお客様や社内メンバーと議論していることだなあと。

改めてまとまった文章でみると、なるほど確かにー、って思いました。

 

議論は次の観点へ

これって本当におもしろいなーって思って、ブロックチェーンとデータベースって何が違うの?って議論に時間を費やすよりは、こんなことができたら自分は何ができるんだろう、これを使うとどんな世界を生み出すことができるんだろう、ってことに時間を費やしたほうがはるかにいいと思っています。

今までとは違う”誰が”の世界、これビジネスの世界ではすごく大きな違いを生み出して、それによって今までと全然違うビジネスモデルを生み出す可能性がうまれてきます。

視点やバックグラウンドの異なる、お客様や社内メンバーと深く議論し、新たな可能性を生み出すことができるのが、ブロックチェーンの醍醐味だなと思う毎日です。